
アパレル店舗の売上をアップさせるためには?売上が伸びない原因と効果的な売上向上施策を紹介
ECの普及により店舗売上が減少する中、追い打ちをかけるようにコロナウイルスの影響で外出機会が激減したことによって、店舗の売上に伸び悩む企業が急増しました。
このような状況から、「少しでも店舗の売上を伸ばすために、売上改善施策を実施したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「売上がなかなか上がらない...」「改善策を知りたい...」という方のために、売り上げが伸びない原因と改善策をご紹介します。
店舗の売上向上に是非お役立てください。
目次[非表示]
- 1.売上が伸びない原因とは?
- 1.1.ロイヤルカスタマーを育成できていない
- 1.2.SNSやデジタル活用ができていない
- 1.3.販売力の高いスタッフが不足している
- 2.売上向上に効果的な施策
- 2.1.店舗スタッフの育成
- 2.2.Instagramの活用
- 2.3.デジタルの活用
- 2.4.ショップアプリの活用
- 2.5.顧客体験価値の向上
- 3.まとめ
売上が伸びない原因とは?
国内のアパレル市場は、ここ数年横ばいとなっていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を機に減少へと転じています。
外出機会が減少し、ファッション需要が低迷していることの他に、売上が伸びない原因はどこにあるのでしょうか。
ロイヤルカスタマーを育成できていない
店舗売上を向上させるためには、新規顧客の獲得も重要ですが、それ以上にロイヤルカスタマーの育成が重要なカギを握ります。
ロイヤルカスタマーとは、企業やブランドに対して強い愛着と信頼感を持っている顧客のことをいいます。
ブランドのファンであるロイヤルカスタマーは購入率が高く、来店頻度も多い傾向にあるため、安定した売上の獲得が期待できます。
また、SNSや口コミでシェアされた場合には、新規顧客の獲得にも繋がるといったメリットがあります。
SNSやデジタル活用ができていない
近年は、コロナウイルス感染拡大の影響もあり、外出頻度が激減していることから、店舗のみで集客を促すのが難しくなっています。
そのため、店舗の来店を促し、売上を向上させるためには、ECサイトやショップアプリ、SNSなどを活用することが効果的です。
ポイントサービスや店舗限定クーポンの発行などデジタルを活用して、利便性や顧客満足度を高めることで、売上の向上が期待できます。
販売力の高いスタッフが不足している
販売力の高いスタッフが不足している場合、売上を向上させるのは難しいでしょう。
近年は、消費者の消費価値が変化しており、商品よりも体験が重視されるようになりました。
そのため、他ブランドと差別化を図れるような接客・サービスで良質な買い物体験を提供することが必要とされています。
店舗スタッフの経験やスキルが不足している場合は、派遣などを活用し、店舗運営経験や接客スキルが高いスタッフを雇用することも有効な手段です。
また、売上を向上させるためには、接客のみでなくレイアウトで訴求することも非常に重要です。
客層や売れ筋商品から、来店者の購買意欲を掻き立てるようなレイアウトにすることで、スタッフが誘導しなくとも販売に繋げられるため、スタッフの販促スキルを強化しておきましょう。
売上向上に効果的な施策
店舗スタッフの育成
売上を伸ばすためには、店舗スタッフの育成を強化することが非常に重要です。
新入社員研修のみではなく、定期的にスキルアップ研修を実施することで、販売力を強化することができます。
近年では、接客について学ぶ研修のほかにも、パーソナルカラーや骨格診断の知識を身につけ接客に活かすといった内容の研修や、SNSを運営するためのノウハウを学ぶSNS研修など、店舗スタッフに向けた研修内容も豊富になってきています。
店舗では習得することのできない知識やスキルを外部研修によって得ることで、店舗スタッフのスキル向上に繋がり、販売力を強化できるでしょう。
▼アパレル販売員に効果的な研修についてはこちらの記事をご覧ください
Instagramの活用
近年のアパレル業界では、Instagramの活用は必要不可欠になっています。
画像や動画で商品を訴求できるほか、ストーリーズ等でキャンペーン告知も行うことができます。
売上向上に最も効果的なのは、スタッフ個人に店舗用アカウントを作成してもらい、フォロワーやリーチしたアカウントに店舗への来店を促す方法です。
スタッフが直接ファンづくりに取り組むことで、来店動機が生まれ売上向上につながります。
しかし、SNSは炎上などのリスクもあるため、スタッフには事前にネットリテラシーを身につけてもらうことが重要です。
▼Instagram運用のコツはこちらの記事をご覧ください
デジタルの活用
近年、店舗にデジタルの力を活用することで、売上を伸ばしている企業が増えてきています。
例えば、2020年6月にオープンしたUNIQLO原宿店では、着こなし発見アプリの「StyleHint」を体験できるスペースがあり、店内の壁面に埋め尽くされている240台のディスプレイから、インフルエンサーやモデルの投稿写真を閲覧でき、自分に合った着こなしを発見できるような仕掛けを施しています。
上記の事例以外にも、セルフレジの導入や、サイト購入商品を店舗で受け取れるシステムでECと店舗の連携を強化するなど、店舗にデジタルのメリットを取り入れることで、利便性や業務効率化によるサービス品質が向上し、売上向上に繋げることができます。
▼StyleHint原宿とは?
ショップアプリの活用
ショップアプリの活用は、店舗の売上向上に非常に効果的です。
新商品やセールの情報配信やポイントサービスの実施、レコメンド機能やショップ限定クーポンの発行など、来店促進に効果的な施策をアプリ内で実施することが可能です。
また、アプリに登録された顧客情報から、売れ筋商品や顧客層などを分析することも可能であるため、店舗運営に役立てることができます。
アプリの会員数が少ない場合は、リピーター獲得や来店機会増加のためにも、会計時のアプリインストールの案内などを徹底するようにしましょう。
顧客体験価値の向上
顧客体験価値とは、顧客が商品やサービスを利用した際に感じる満足度や感覚的な価値のことを指します。
商品やサービスの物質的・金銭的価値に重きを置くのではなく、顧客の感情という心理的価値を重視することで、売上向上に繋がるロイヤルカスタマー育成やブランディング強化が期待できます。
顧客体験価値を向上させるための施策には、パーソナルカラー診断イベントやタブレットを活用した接客、来店頻度の高い顧客に向けたメルマガ配信など、様々な方法があります。
顧客は「どのように商品を認知し、何を使って情報収集しているのか、どこで購入するのか」など、タッチポイントやカスタマージャーニーを把握した上で、都度最適な情報提供や接客等を行い、顧客の快適な購買プロセスをサポートしましょう。
▼カスタマージャーニーマップの無料テンプレートはこちらからダウンロード!
まとめ
今回は、店舗売上でお悩みの方のために、売上が伸びない原因や効果的な施策についてご紹介しました。
withコロナ時代に店舗の売上を向上させるためには、販売力を強化した上で、来店を促すSNSの運用や、顧客満足度向上につながるデジタル活用が効果的です。
とはいえ、「SNS運用やデジタル活用に対応できるスタッフが不足してる...」「社内の店舗運営スキルが不足しており、育成強化が難しい...」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そういった場合は、エス・グルーヴが提供する人材支援サービスがお勧めです。
エス・グルーヴでは、有名ブランドや百貨店、セレクトショップなどで経験を積んだ、プロの販売員が多数在籍しています。
貴社が抱える人材確保・スキルの拡充などに対する課題を、経験豊富なアパレル販売スタッフが、エス・グルーヴで培った接客サービス力・店舗運営力を活用し、最大のパフォーマンスを発揮することで店舗の売上向上に貢献いたします。
また、エス・グルーヴでは研修事業も展開しており、アプリの操作方法といった基礎知識から、いいねやコメントが増える写真構図・加工方法などの応用知識までを学べるSNS研修や、パーソナルカラー診断の知識を身につけられる研修など、店舗運営に役立つ様々なプログラムをご用意しております。
店舗の売上にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
▼エス・グルーヴが適用する人材支援サービスの詳細はこちら