アパレル企業がInstagramを活用して集客するためには? 運用のコツ9選をご紹介!
近年、多くのアパレル企業がSNSに注力しており、なかでもInstagram(インスタグラム)を活用して、インフルエンサー販売員の育成やブランディングを行うアパレル企業が増えています。
Instagramを上手く運用できれば、ブランドの認知拡大や商品の販売促進、来客数増加など様々な効果が期待できます。
とはいえ、「集客のためにInstagramを始めたいが、ノウハウがない...」「ブランド認知度を向上させるためにInstagramを活用しているが、フォロワーが増えない...」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、アパレル企業がInstagramを活用するメリットや、企業アカウントを運用するコツ9選をご紹介します。
上記のお悩みをお持ちの方は、効果的なSNSマーケティングにお役立てください。
目次[非表示]
- 1.アパレル業界でInstagramが注目されている背景
- 1.1.検索ツールとして使用されている
- 1.2.機能の多様化
- 2.Instagramを活用するメリット
- 2.1.ブランド・販売スタッフのファンが増える
- 2.2.売上や集客のアップが期待できる
- 3.Instagram運用のコツ9選
- 3.1.テーマを決める
- 3.2.プロフィール欄を充実させる
- 3.3.投稿に統一感を出す
- 3.4.ハッシュタグを使用する
- 3.5.定期的に投稿する
- 3.6.投稿に位置情報を追加する
- 3.7.投稿時間を分析する
- 3.8.フォロワーとの交流を大切にする
- 3.9.ネットリテラシーを身につける
- 4.まとめ
アパレル業界でInstagramが注目されている背景
最近では、ほとんどのアパレル企業がSNSをビジネスに取り入れています。
ここでは、数あるSNSの中でも「なぜInstagram(インスタグラム)が注目されているのか」について解説します。
検索ツールとして使用されている
従来は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンを利用して情報収集することが一般的でしたが、現在では多くの人がSNSで情報を集めるようになりました。
なかでも、Instagramは検索機能が充実していることから、検索ツールとしても注目を集めています。
実際に、流行のファッションについてどのように情報収集するか調査したところ、Instagramの利用率がGoogleの利用率を上回る結果となりました。
『SHIBUYA109 lab.調べ』 出典:SHIBUYA109 lab./https://shibuya109lab.jp
上記の調査からも分かる通り、Instagramでの情報を参考にして商品を検討・購入するという流れが主流になりつつあるため、Instagramの運用に注力するアパレル企業が増えています。
機能の多様化
Instagramには、投稿した24時間後に消去される「ストーリーズ」や、リアルタイムでユーザーと繋がれる「インスタライブ」、企業の商品に興味があるユーザーをInstagramの投稿から商品購入ページへ誘導できる「Shop Now」など様々な機能が登場しています。
上記ような機能が登場したことで、キャンペーンやセールの告知、商品紹介やオンライン接客など活用の幅が広がり、Instagramを運用する企業が急激に増加しました。
また、ビジネスアカウントに切り替えることで、投稿やストーリーズに対するアクションの数値を確認できる「インサイト」を無料で使用できるため、消費者の潜在ニーズを分析することが可能となります。
Instagramを活用するメリット
ブランド・販売スタッフのファンが増える
販売スタッフがコーディネートなどの投稿をInstagramに継続的にアップすることで、販売スタッフの見た目や雰囲気に憧れ・好意を持ってくれるファンができます。
販売スタッフにファンができると、「このスタッフが着ている服が欲しい」「このスタッフに接客してほしい」という来店動機が生まれることや、リピーターの増加に繋がるでしょう。
また、販売スタッフが商品を着用することで、ユーザーもブランドに対して愛着が湧き、ブランド自体のファンが増えるという効果も期待できます。
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売上や集客のアップが期待できる
Instagramは視覚的な訴求に優れているため、セール情報や新商品の入荷状況など、投稿やストーリーズを利用して最新情報を配信することで、売上・集客のアップが期待できます。
特に、ストーリーズはフォロワーのホーム画面上部に表示されるため、通常投稿に比べて目に触れられる機会が多く、広告機能としても活用できます。
また、投稿やストーリーズからホームページや商品購入ページに誘導できる機能が備わっているため、オンラインでの購入を促すことも可能です。
しかし、宣伝色が強い投稿・ストーリーズは、消費者となるユーザーから敬遠される傾向にあるため、ホームページや商品購入ページへのしつこい誘導は避けましょう。
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Instagram運用のコツ9選
テーマを決める
Instagramは、なんとなく写真や動画を投稿しても、売上・集客アップや宣伝効果を得ることはできません。
効果を得るためには、「性別」「年齢」「居住地」などから具体的なターゲット設定を行い、そのターゲットが興味のある写真や動画を投稿する必要があります。
例えば、都会に住む女子大学生がターゲットである場合は、流行りの場所やプチプラアイテムなどを取り入れた投稿を主体とすることが効果的です。
上記のように、ターゲットを設定した上でテーマを決定し、写真や動画に一貫性を持たせることを意識しましょう。
プロフィール欄を充実させる
スタッフスナップや店舗ごとにアカウントを開設する際は、まず「ビジネスアカウント」に切り替えることが重要です。
ビジネスアカウントとは、企業がInstagramを運用する際に役立つツールを無料で使用できる企業向けアカウントのことです。
通常のアカウントではコメントやDMでコンタクトを取る必要がありましたが、ビジネスアカウントでは、プロフィール欄に「住所」「アドレス」「電話番号」を登録できるため、スムーズにやりとりができるようになります。
販売スタッフが個人でアカウントを運用する場合は、勤務している店舗の地域や趣味など、フォロワーから共通点を見つけてもらえるように工夫しましょう。
投稿に統一感を出す
ユーザーはアカウントのホーム画面を見た一瞬で、フォローするか・しないかを判断します。
そのため、フィルターを複数使用している場合や、写真のサイズにばらつきがある場合は、ごちゃごちゃした印象を与え、フォローされる確率は低くなります。
写真や動画を投稿する際は、使用するフィルターは多くても2~3種類に抑え、写真のサイズや形・余白の付け方を統一しましょう。
ハッシュタグを使用する
Instagramで多くの人に投稿を見てもらうためには、「#(ハッシュタグ)」をつけて、検索に引っ掛かりやすくすることが重要です。
ハッシュタグは、投稿数によって「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」に分けられます。
■ ビッグワード
投稿数が10万件以上のキーワード
例:「#デートコーデ」「#スタッフコーデ」
■ミドルワード
投稿数が1万件~10万件のキーワード
例:「#ダウンベスト」「#ファーコート」
■スモールワード
投稿数が1万件以下のキーワード
例:「#○○(スタッフ名)コーデ」「#○○(ブランド名)スタッフ」
ハッシュタグの上限は30個となりますが、「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」から関連性の高いハッシュタグを10~20個に絞り、選定したハッシュタグで上位表示を狙いましょう。
定期的に投稿する
Instagramで集客を狙う場合の投稿頻度は、1日に1回が理想的です。
1日に1回の投稿が難しいという方は、最低でも2~3日に1回は投稿するようにしましょう。
不定期な投稿や、投稿数そのものが少ない場合は、なかなか集客に繋がらない可能性があります。
反対に、投稿頻度が多すぎるとフォロワーに「鬱陶しい」という印象を与えてしまう上、運用する側の負担も大きくなってしまうでしょう。
企業でInstagramを開設する際は、事前に投稿頻度を決めてから、運用を始めることがおすすめです。
投稿に位置情報を追加する
Instagramの投稿では、ハッシュタグに加えて「位置情報」を追加することが可能です。
投稿は位置情報からも検索できるため、店舗がある施設名や駅名を追加することで、より多くのユーザーに見てもらえるでしょう。
また、店舗の位置情報を登録すると、位置情報を追加した投稿者のコメント欄から店舗に訪れたお客様のリアルな口コミが見れるため、店舗課題の抽出や改善にも繋がります。
投稿時間を分析する
企業がInstagramを運営する際に、最も重要なことは「ユーザー目線」で運用できているかです。
投稿やストーリーズは、ターゲットとなるユーザーの生活スタイルに合わせて投稿する必要があります。
そのため、インサイト機能を活用して、自社の投稿やストーリーズが最も反響のある時間を分析・把握しておきましょう。
自社のアカウントに興味があるユーザーの生活スタイルに合わせて投稿することで、訴求力が高まり、フォロワー数の維持・増加に繋がります。
フォロワーとの交流を大切にする
企業がInstagramを運用する際に重視すべき点は、「フォロワーの質」です。
Instagramでの質の良いフォロワーとは、投稿やストーリーズに対して反応を返してくれるユーザーのことを言います。
フォロワーの数が多くても、投稿へのいいねやコメントが少ない場合は、ブランドに対しての興味や共感を得られていない可能性が高いです。
フォロワーの質を上げるためにも、投稿に反応があったユーザーの投稿をいいねする・コメントを返信するなどフォロワーとの交流を深めて、アカウントへの愛着度を高めましょう。
ネットリテラシーを身につける
ネットリテラシーとは、インターネットの情報を正しく理解し、運用できる能力のことです。
Instagram上でブランドや商品を紹介している販売スタッフは、ブランドの顔といえるでしょう。
そのため、発言や投稿内容が不適切であった場合は、炎上・クレームへとつながり、ブランドイメージを損ねてしまいます。
また、日常生活を投稿している場合は、個人情報が流出する可能性があります。
Instagramは不特定多数が情報を共有できる場だという認識を持ち、ネットリテラシーを身につけて運用しましょう。
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まとめ
今回は、「集客のためにInstagramを始めたいが、ノウハウがない...」「ブランド認知度を向上させるためにInstagramを活用しているが、フォロワーが増えない...」とお悩みのアパレル企業の方のために、Instagramのメリットや運用のコツ9選ご紹介しました。
Instagramで集客やブランドの認知拡大を狙うためには、定期的な投稿と分析を行いながら、ユーザーとの交流を深め、親和性の高いアカウントを作成することが重要です。
とはいえ、「Instagramについて基礎知識を持つ人材が不足しているため運用が難しい」「写真の撮り方が分からず、ユーザーから反応がもらえる投稿ができるか不安...」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そういった場合は、SNSの基礎から応用まで貴社の課題に合わせた研修プログラムを提供するエス・グルーヴのSNS研修がおすすめです。
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また、「研修に参加しても、なかなか実践できない」という方のために、写真撮影や加工アプリの操作方法について、その場で実践・指導することも可能であるため、研修の時間内でスキルを身につけることができます。
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