新型コロナウイルスの流行によるライフスタイルの変化や、D2Cブランドの増加により、企業間での競争が激しくなり、店舗集客は従来よりも難しくなっています。

こういった状況から、「アパレル店舗で効果的な集客方法を知りたい」などのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、アパレル店舗の集客において、効果的な最新の集客方法や成功のポイントについて解説いたします。

効果的な店舗運営に是非お役立てください。

アパレル業界の現状

ファッションへの支出が減少している

景気の悪化に伴い、ファッションへの支出は年々減少傾向にあります。

総務省の「家計調査」の結果からも、洋服の年間支出額は大きく減少していることが分かります。

※「家計調査」（総務省統計局）のデータを基に作成

また、コロナウイルスの感染拡大に伴い、人と会う機会が大幅に減少したことで、衣料品は不要不急の支出として、追い打ちをかけるように支出額が減少する結果となりました。

上記の調査からも分かるように、ファッションは趣味や娯楽の要素が強いため、景気に左右されやすい傾向にあるようです。

ECサイトの普及により店舗の需要が低迷している

店舗に足を運ぶ必要がないことや、気軽に買い物ができるというメリットから、ECサイトの需要は年々増加しています。

また、コロナ禍で感染リスクを抑えるためにも、ECサイトを利用する動きが活発になりました。

男女500人を対象にオンラインショッピングの利用率について、利用頻度を調査したところ、コロナ流行以前の2019年と比較して3人に1人にあたる35.6％が「増えた」と回答しました。

出典：三井住友カード株式会社（https://www.smbc-card.com/mem/hitotoki/column/online_service.jsp）

ECサイトによって売上が増加する一方で、実店舗の売上は減少しているため、人件費の削減など様々な問題が発生しています。

上記のような傾向から、実店舗とECサイトの双方のメリットを活かし、どのように連携を強化していくかがアパレル業界の今後の課題と言えるでしょう。

効果的な集客方法４選

Instagramを強化する

SNSの中でも画像や動画の投稿がメインとなるInstagramは、アパレル業界との相性が良く、現在では多くのアパレル企業がInstagramを活用しています。

Instagram上で、来店を促すためには、ユーザーに親近感を持ってもらうことが重要です。

モデルの着用写真よりも、スタッフが着用した写真の方が、ユーザーも実際に着た時のイメージが沸きやすく、親近感を抱いてもらえるでしょう。

そのため、ブランドの公式アカウントのみで発信するのではなく、スタッフアカウントを作成し、スタッフの人柄や個性に好感を持ってもらうことで、「あのスタッフさんに会ってみたい」と動機づけることが効果的です。

▼Instagramの運用に関する記事はこちら

体験を提供する

近年は、消費者の消費価値が「モノ」から「コト」に変化している傾向にあります。

こういった現状から、近年はアパレル業界でも購入だけでなく体験を交えたコンセプトショップが多く見受けられるようになりました。

既存店舗で商品と一緒に体験を提供したい場合は、アパレルと親和性が高くトレンドとなっているパーソナルカラー診断イベントや骨格診断イベントなどが効果的です。

診断士に自身のタイプを診断してもらった後に、店舗の商品から似合うアイテムを提案することで、商品と体験を同時に売ることができます。

▼集客イベントに関する記事はこちら

ECサイトとの連携を強化する

ECサイトの市場規模は毎年右肩上がりで伸び続けており、コロナウイルスの影響でさらに利用率の上昇が加速しました。

そこで、ECサイトと店舗の連携を強化することで、店舗への流入が期待できます。

ECサイトと実店舗にはそれぞれメリットがあるため、それを理解した上で、シナジー効果を高めるような仕組みづくりを意識しましょう。

例えば、ECサイトは配送料や配送日数がかかるなどのデメリットがあることから、ECサイトで注文した商品を店舗で受け取れるシステムを導入することで、店舗への来店を促すことができます。

ショップアプリを活用する

ショップアプリは、アパレル店舗で非常に効果の高い集客方法です。

新商品やセールの情報配信、ポイントサービスの実施、ショップ限定クーポンの発行など、来店促進に効果的な施策をアプリ内で実施することが可能です。

また、アプリに登録された顧客情報から、売れ筋商品や顧客層などを分析することも可能であるため、効果的な店舗運営に役立つでしょう。

店舗での集客を成功させるポイント

ペルソナを設定する

集客施策を実施するには、まずペルソナを設定することが重要です。

年齢や性別だけでなく、家族構成や収入、購買行動や心理的特徴まで細分化するようにしましょう。

お客様のニーズを把握する

集客力が強いブランドというと「広告費にお金をかけている企業」をイメージする方もいるかもしれません。

しかし、集客力がある企業というのは、お客様のニーズを把握した上で、最適なアプローチができている企業です。

つまり、集客を成功させるためには「ターゲット層のニーズを正確に把握している」ことが重要です。

ニーズを把握することで、それに対して最適な施策を講じることができるため、カスタマージャーニーマップなどを作成し、実際にお客様が来店するまでの流れを具体的にイメージすることで、効果的な集客施策の立案・実施を行うと良いでしょう。

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まとめ

今回は、店舗の集客方法でお悩みの方のために、アパレル業界で効果的な集客施策についてご紹介しました。

コロナ禍でECサイトの需要が増しているなか、リアル店舗で集客するためには、顧客のニーズを把握し、それにマッチした集客施策を実施することが重要です。

とはいえ、「販売員のスキルが不足しており、集客施策を実施するのが難しい」「イベント運営などノウハウのある企業にサポートして欲しい」という方も多いのではないでしょうか。

そういった場合は、エス・グルーヴが提供する集客支援サービスがお勧めです。

エス・グルーヴでは、有名ブランドや百貨店、セレクトショップなどで経験を積んだ、プロの販売員が多数在籍しています。

貴社が抱える人材確保・スキルの拡充などに対する課題を、経験豊富なアパレル販売スタッフが、エス・グルーヴで培った接客サービス力・店舗運営力を活用し、最大のパフォーマンスを発揮することで店舗集客に貢献いたします。

また、エスグルーヴではパーソナルスタイリスト事業を展開しており、アパレル販売経験のあるプロの診断士も在籍しています。

当社に在籍しているプロの診断士が、アパレル販売や数々のイベントをこなした経験を活かして、パーソナルカラー診断やファッションアドバイスなど、店舗の集客に貢献し、イベントを成功へと導きます。

店舗の集客にお悩みの方は、お気軽にお問合せください。

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