採用ミスマッチが生じる原因5選と対策を徹底解説!
自社の採用において、採用ミスマッチの原因が分からず、採用に苦戦している採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
採用ミスマッチによって早期離職となった場合、選考や育成にかけたコストが無駄になるなど、企業にとって大きな損失をもたらします。
本記事では、採用ミスマッチが生じる原因と、それを防ぐための具体的な施策についてご紹介します。
採用ミスマッチにお悩みの企業は、本記事の施策をご確認ください。
早期離職の現状
採用ミスマッチが生じた場合、早期離職につながる可能性があります。
まずは、早期離職の現状を確認してみましょう。
厚生労働省の調査によると、新規学卒就職者の離職率は以下の通りです。
短大卒:全体41.4% 1年目:17.9%、2年目:13.0%、3年目:10.6%
1年目:11.6%、2年目:11.3%、3年目:8.3% |
出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/ )
離職率は業界によって大きく異なりますが、サービス業の離職が目立つ結果となっています。
早期離職の原因
厚生労働省の調査によると、中途採用者の前職の離職理由は「その他個人的理由」という回答を除き、男女別で以下のような結果となっています。
男性 女性 |
男女ともに、「職場の人間関係が好ましくなかった」「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」「給料等収入が少なかった」が離職の原因となっていることが分かります。
採用ミスマッチが生じる原因5選
企業の情報提供が不足している
ホームページや募集要項にて公開している情報が具体的でない場合、採用ミスマッチが生じやすくなります。
採用ミスマッチを防ぐためには、募集段階で企業の価値観や働き方を理解してもらうことが重要です。
そのためには、ホームページや公式SNS、求人情報等で事業内容のみでなく、労働条件や福利厚生、キャリアプランの例や社員の働き方などを積極的に公開する必要があります。
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採用基準が曖昧
人材が不足しているからといって見切り発車で採用活動を進めてしまった場合、採用ミスマッチを招く可能性が高くなります。
採用ミスマッチを防ぐためには、どのような人材が欲しいのか、スキルや適性、人柄など細かい部分まで決めておく必要があります。
また、採用基準が面接官によって異なる場合、採用の質が低下する恐れがあるため、採用基準を定めたら、選考に関わる社員に共有し、各々で認識にズレがないかしっかりと確認しておくことが大切です。
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リアルな労働環境を伝えきれていない
求職者に対して、職場環境や残業時間、研修体制など労働環境についてを十分に伝えきれていないと、「想像と違う」と感じ、早期離職に繋がります。
1つでも当てはまる企業は改善しましょう!
✔自社のプラスな面ばかりアピールしており、マイナスな面を伝えきれていない
✔職場の雰囲気や業務内容など、リアルな働き方を伝えきれていない
✔教育、研修制度についてどのような内容を実施しているのか伝えきれていない
|
求職者に魅力的な企業という印象を持ってもらうために、マイナスな部分はつい隠しがちですが、入社後にマイナス面を知ることは早期離職の原因となるため、可能な範囲で公開しておくと良いでしょう。
求職者の経験やスキルを見極められていない
採用後のミスマッチでは、求職者の情報(面接官のヒアリング)が不足していることも原因として考えられます。
就活生のなかには、自身をより良く見せるために経験やスキルを"盛って"話をする方もいます。
見極めずに情報を鵜呑みにして 採用してしまうと、採用後に「求めていたスキルが不足していた」という採用ミスマッチが生じてしまうでしょう。
そのため、面接官は求職者に対して、普段の様子を引き出せるようリラックスできる雰囲気をつくったり、質問を深堀りして、自社に適した人材か見極める努力をしましょう。
入社後のサポートが不足している
採用ミスマッチは、入社後のサポートが不足している可能性も考えられます。
スキルが高い人材であっても周囲のサポートが不足していれば、能力を最大限に発揮することはできません。
特に、入社後は慣れない環境で不安や不満を抱えやすい状態です。
冒頭で述べた通り、「職場の人間関係が好ましくなかった」という理由が早期離職につながるパターンが多いため、風通しの良い職場を目指しましょう。
採用ミスマッチを防ぐポイント
企業のありのままの魅力を伝える
採用ミスマッチを減少させるためには、企業側は可能な限り情報をオープンにすることが重要です。
そのため、情報不足によるミスマッチが考えられる企業は、求人情報のほかに、採用ページ等に公開している採用コンテンツの見直しを行い、実際の業務内容や職場の雰囲気、福利厚生や、実現可能なキャリアなど、より詳細な情報を提供しましょう。
また、採用コンテンツは母集団を形成するために企業の良い面ばかりを伝えがちですが、企業のマイナス面も事前に伝えることで、入社後のギャップを小さくできます。
構造化面接を実施する
構造化面接とは、質問内容や評価基準をあらかじめ決定し、マニュアルに沿って面接を実施する面接手法です。
面接内容を定量的に分析・検証し、過去データをもとに採用を行うため、面接官の技量や価値観によるばらつきが軽減され、ミスマッチ解消につながります。
面接官によって採用の質にばらつきがあるという企業は構造化面接を実施することをおすすめします。
内定後のフォローを十分に行う
採用ミスマッチを防ぐには、内定後のフォローも重要な対策と言えます。
入社前後で想像と職場の現状にズレがあった場合、求職者は不安を感じてしまいます。
そのような不安を解消するためにも、入社後のサポートを充実させておくことで、内定者が相談しやすい環境を整えておきましょう。
具体的には、内定者面談や懇親会の実施、基礎スキル講座の実施、オフィス見学等が効果的です。
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採用代行を利用する
採用代行サービスは、採用のプロによる求人作成から、研修講師による内定者研修・新卒研修等の実施まで、採用に関する業務を代行することが可能です。
リソース不足によって、採用ミスマッチが生じている場合は、一部業務の代行を検討してみると良いでしょう。
レポーティングが充実している代行会社に依頼した場合、自社に採用ノウハウを蓄積することが可能なため、採用ノウハウを蓄積したい企業にもおすすめです。
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ポイントをおさえて、採用の質を高めよう!
今回は、採用ミスマッチにお悩みの方に向けて、採用ミスマッチが生じる原因と解決策について解説しました。
採用ミスマッチを防ぐ方法は以下の通りです。
・企業のありのままの魅力を伝える
・構造化面接を実施する
・内定後のフォローを強化する
・採用代行サービスを利用する
企業の成長と採用コストの効率化のためにも、選考段階での改善点を見直し、採用の品質向上に努めましょう。
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