研修動画とは?導入するメリットから動画制作時のポイントまで徹底解説!
新型コロナウイルスの影響により、従来の集合型研修から動画研修へと移行する企業が増えてきました。
動画研修は、スケジュール調整の必要がないことやコストの削減、定着率の向上が期待できるなど多くのメリットがあるため、研修動画の作成を検討している方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、「研修の効果を上げるにはどういう動画が向いているのか分からない」「動画制作のノウハウが不足しているため、制作時のポイントを知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、研修動画の種類から導入するメリット、動画制作時のポイントについて詳しくご紹介します。
効果的な研修に是非お役立てください。
目次[非表示]
- 1.研修動画とは?
- 2.研修動画の種類
- 2.1.セミナー形式
- 2.2.マニュアル形式
- 2.3.ドキュメンタリー形式
- 3.研修動画のメリット
- 3.1.定着率が高い
- 3.2.コスト削減につながる
- 3.3.受講率の向上
- 4.研修動画制作時のポイント
- 4.1.視聴時間が長くならない構成にする
- 4.2.テロップをつける
- 4.3.受講者の閲覧環境を配慮する
- 4.4.効果測定ができるようにする
- 5.研修動画を外部に依頼する
- 6.まとめ
研修動画とは?
研修動画とは、企業理念や業務上で必要な知識を社員に身につけてもらうために用いられる動画のことを言います。
オンライン上での集合研修とは異なり、事前に撮影した動画を配信するため、スケジュール調整の必要がないことや、繰り返し学習してもらえるというメリットから研修動画を取り入れる企業が近年急増しています。
研修動画の種類
セミナー形式
セミナー形式は、講師または社員がテーマに合わせた内容を解説する様子を撮影した動画です。
実際の講義のようにスライドを大きく映し出し、スライドに合わせて講師が解説することで、受講者にその場でセミナーを受けているかのような臨場感を与えられます。
セミナー形式の研修動画は、新人研修やビジネスマナー研修、社内勉強会などで多く活用されています。
マニュアル形式
マニュアル形式は、仕事の手順や注意事項など業務のマニュアル資料を動画に置き換えたものです。
実際の動きを目で見て耳で聞き取りながら覚えられるため、文章や画像のみのマニュアル資料よりもイメージしやすく理解度が深まるというメリットがあります。
接客やクレーム対応などの研修に適しており、美容・アパレル業界や飲食業界で多く活用されいています。
ドキュメンタリー形式
ドキュメンタリー形式は、実際に社員が職場で働いている様子を撮影した動画です。
ドラマのようにストーリー性があるため、飽きることなく最後まで視聴してもらえるというメリットがあります。
新人研修などで企業理念や会社の風土などを伝えたい場合に有効な形式です。
研修動画のメリット
定着率が高い
従来のオフライン研修は、メモを取ることに集中してしまい、受講者が重要な部分を聞き逃してしまう可能性があります。
しかし、研修動画は受講者が自分のペースで再生・停止できるため、メモを取る必要もなく、聞き漏れを防止することができます。
また、繰り返し再生できるため、分かりづらかった部分や忘れてしまった部分を見直して復習することが可能です。
そのため、オフライン研修よりも内容を理解しやすく、定着率が高くなる点が最大のメリットと言えます。
コスト削減につながる
オフライン研修の場合は会場費や交通費、遠方から参加している社員の宿泊費などさまざまなコストが発生します。
一方で、研修動画を活用した場合は時間や場所に制限がないため、会場費や交通費、宿泊費等のコストは一切かかりません。
また、同じテーマの研修を定期的に開催する場合は、講師や社員による講義を撮影し、繰り返し使用することで大幅な人件費の削減につながります。
受講率の向上
従来の研修の場合、受講対象者はスケジュール調整をする必要がありますが、業務上の都合でどうしても参加できないといったケースも多いでしょう。
研修動画は、通信環境さえ整っていれば受講者の好きな時間にいつでも視聴できるため、スケジュール調整の必要がありません。
そのため、研修動画を活用すれば対象者は通常業務に影響を与えず研修に参加できます。
通常の研修では参加率が悪いといった場合は、動画研修の実施が有効です。
研修動画制作時のポイント
視聴時間が長くならない構成にする
研修動画の効果を最大化させるためには、受講者が視聴しやすい動画を作成することが重要です。
伝えたい内容を1本の動画にまとめてしまうと、長時間になり受講者の集中力が途切れてしまいます。
特に若い世代は短い動画を複数みることに慣れているため、1本の再生時間は短くなるよう考慮する必要があります。
受講者に集中して視聴してもらうためにも、不要な内容は省き、要点を簡潔に伝えられるよう意識しましょう。
テロップをつける
研修内容の理解を促すためにも、テロップ(字幕)をつけることがおすすめです。
テロップをつけることで聴覚だけでなく視覚でも重要な情報が受け取れるようになるため、受講者の理解度をさらに深めることができます。
講師やナレーターのセリフ全体にテロップをつけたい場合は、受講者が目で追えるようスピード調整に注意しましょう。
受講者の閲覧環境を配慮する
研修動画を制作する際は、受講者がどのような環境で視聴するかにも配慮する必要があります。
空き時間で見ることや、パソコンを所有していない社員がいることを想定すると、スマートフォンやタブレットでも対応できるように準備しておくことが重要です。
パソコンと比較して、スマートフォンは画面が小さいため、資料やテロップの文字の大きさ、音量に注意して編集するようにしましょう。
効果測定ができるようにする
研修動画の配信後に、受講者にどれだけ視聴されたかをしっかりと確認できなければ意味がありません。
そのため、動画再生後に内容の理解度を確かめるアンケートフォームに遷移させるなど効果を測れるような工夫が必要です。
効果測定は次回の研修にも活かすことができるため、視聴状況や理解度はしっかりと把握できるようにしておきましょう。
研修動画を外部に依頼する
動画制作のノウハウがない場合や、業務にあてる時間がない場合は、動画制作を外部に依頼することがおすすめです。
依頼先は大きく2種類に分けられるため、それぞれの特徴やメリットを確認しておきましょう。
研修サービス会社
研修サービス会社では、動画制作のみならず、課題のヒアリングから効果的なシナリオの作成、講師の手配など幅広い業務を代行してもらうことが可能です。
動画におけるノウハウのみでなく、効果的な研修のノウハウも蓄積しているため、定着率の向上など高い効果が期待できます。
また、研修報告書等のアフターフォローが充実しているため、「研修のノウハウがなく外部に任せたい」「しっかりと効果がでるような研修を実施したい」という企業におすすめです。
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動画制作代行会社
動画制作代行会社では、動画制作に特化したクリエイターに任せられるため、クオリティの高い動画を制作してもらうことが可能です。
ストーリー性のある動画制作に強く、撮影から編集まで一括で任せられる代行会社が多いため、ドキュメンタリー形式の研修動画を配信したい場合に適しています。
構成が決まっていれば編集のみを任せることもできるため、「研修のノウハウはあるが、動画制作のスキルが不足している」「動画制作にあてる時間がない」などのお悩みを抱えている企業におすすめです。
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まとめ
今回は動画研修の導入を検討している方のために、動画研修のメリットや動画制作時のポイント、外部への依頼先まで詳しくご紹介しました。
動画研修は、従来のオフライン研修と比較して、スケジュール管理の必要がなく受講率が高まる点や、繰り返し再生が可能なため定着率の向上が期待できるなど様々なメリットがあります。
とはいえ、動画制作に慣れていない場合は膨大な時間を費やすことになってしまいます。
また、ノウハウが不足している場合は、動画研修のメリットを最大限に発揮することが難しいでしょう。
受講者の理解度が高まるような質の高い研修動画を制作したい場合は、外部に依頼することがおすすめです。
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