SNS運用代行とは?料金相場やメリット・デメリット、おすすめの代行会社まで徹底解説!
近年、集客や売上の向上、採用などを目的に多くの企業でSNSが活用されています。
それに伴い、他社との差別化を図ることが難しい点や、社内に適した人材がいないことからSNS運用代行サービスを利用する企業が急増しています。
とはいえ、「どれくらいの費用がかかるのかイメージできない」「フリーランスと代行会社どちらに依頼すればいいか分からない」などの理由で代行先の選定にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SNS運用代行サービスを導入するメリットやデメリット、料金の相場などを徹底的に解説します。
「社内にノウハウのある人材が不足している」などの理由でSNS運用代行を検討している方は効果的なSNSマーケティングに是非お役立てください。
目次[非表示]
- 1.SNS運用代行とは?
- 2.SNS運用代行を利用するメリット
- 2.1.効果が表れやすい
- 2.2.業務の負担が軽減できる
- 2.3.炎上のリスクを抑えられる
- 3.SNS運用代行を利用するデメリット
- 3.1.コストがかかる
- 3.2.ノウハウが蓄積されにくい
- 4.代行会社とフリーランスの違い
- 5.料金の相場
- 5.1.月額10万円以下
- 5.2.月額20万円~30万円程度
- 5.3.月額40万円以上
- 6.おすすめの代行会社3選
- 6.1.株式会社Tenmu
- 6.2.株式会社リプカ
- 6.3.BEARSTAR株式会社
- 7.まとめ
SNS運用代行とは?
SNS運用代行とは、TwitterやInstagramなどのSNSアカウントを企業の代わりに運用するサービスです。
投稿だけでなく、ターゲット分析やハッシュタグ選定、コメント返信など金額に応じて幅広い業務を任せられるため、専任担当がいない企業やノウハウが不足している企業を中心に導入されています。
また、コンプライアンスが遵守されている現在、炎上の回避という側面からもSNSアカウントの管理を外部に依頼する企業が増えています。
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SNS運用代行を利用するメリット
効果が表れやすい
SNS運用代行を利用する最大のメリットは、自社で運用するよりも効果を得やすいということです。
運用代行サービスを提供している代行会社やフリーランスは、SNSに関する豊富なノウハウや経験を保持しているSNSマーケティングのプロです。
そのため、フォロワーの獲得や自社サイトへの訪問者数増加など、自社のみで運用するよりも自社が掲げた目標を達成できる可能性が高くなります。
業務の負担が軽減できる
SNS運用は気軽に始められるという点から片手間で運用してしまいがちですが、成功させるためにはユーザーニーズの分析や投稿の企画・画像作成など大変な手間と時間がかかります。
しかし、運用代行サービスでは以下のような業務の一部または全てを任せることが可能であるため、担当者の負担を大幅に軽減できます。
・アカウントの立ち上げ
・投稿の企画
・投稿写真や動画の編集
・投稿業務
・ユーザー対応
・広告の出稿
・ユーザー分析
|
そのため、「専任担当がおらず担当者の負担が大きい」「思うような効果が得られず、業務効率が悪い」といった場合は、運用代行サービスを利用することがおすすめです。
炎上のリスクを抑えられる
SNSマーケティングを行う上で、避けては通れない道が炎上です。
実際に、総務省の『情報通信白書』によるとWeb上での炎上は年間1000件を超えており、年々増加傾向にあります。
「拡散力が高く、情報を素早く多くの人に届けられる」というメリットがある反面で、SNSマーケティングでは一定の炎上リスクを伴います。
運用代行サービスではSNS運用のプロが企画や文章作成を担ってくれるほか、炎上につながるコメントをいち早く見つけ対処するコメント監視サービスなどもあるため、こうした炎上のリスクを最小限に抑えることが可能です。
SNS運用代行を利用するデメリット
コストがかかる
SNSは無料で利用できる媒体であるため、自社のみで運用できれば、初期費用やランニングコストはほとんどかかりません。
しかし、運用代行サービスを利用した場合は、月額で数万円~数十万円の費用が発生します。
運用代行サービスの費用は依頼する業務の範囲や代行先によって異なるため、自社アカウントの現状や課題を把握した上で、代行先を選定し依頼する業務を見極めるようにしましょう。
ノウハウが蓄積されにくい
上記でも述べた通り、運用代行サービスは全ての業務の代行を依頼することが可能です。
SNS運用に関する業務のほとんどを任せてしまうと、自社に運用ノウハウを蓄積することが難しくなります。
そのため、「今後は自社でSNSを運用していきたい」と考えている企業は、定期ミーティングの開催やサポート体制が充実している代行先を選定するようにしましょう。
また、プランによっては運用レポートが提出されないものもあるので、事前に確認しておくことが重要です。
代行会社とフリーランスの違い
SNS運用代行サービスの利用を検討している企業のなかには、代行会社とフリーランスのどちらに依頼すればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
代行会社とフリーランスでは料金や品質が異なってくるため、それぞれの特徴を理解した上で、自社の課題にマッチしたものを選びましょう。
代行会社の特徴
■ サービス品質が高い
代行会社は、会社独自のマニュアルを保有している場合や社内間でノウハウが共有されているため、高い水準のサービスが期待できます。
また、フリーランスの場合は個人で運用しているため担当者によってサービスの品質が異なるというデメリットがありますが、代行会社の場合は社内にノウハウが蓄積されているため、担当者によって効果が大きく異なるというリスクは最小限に抑えられます。
■ サポート体制が整っている
代行会社はフリーランスと比較して、サポート体制が整っている傾向にあります。
サポートデスクが設置されている代行会社もあるため、フリーランスと比較してスピーディーな初期対応や、緊急時の対応力に優れています。
また、代行会社はコンプライアンスも徹底されているため、安心して運用を任せられます。
フリーランスの特徴
■ コストが抑えられる
フリーランスは企業と比較して安価な料金で代行してもらえるため、コストを抑えたSNS運用が可能です。
そのため、対応業務の範囲が広く専門性の高いフリーランスに依頼できた場合は、利益を得ながらも大幅なコストカットを実現できます。
フリーランスは個人で運営していることから品質が異なる場合があるため、フリーランスに依頼する際は複数の方から話を聞いて吟味することが重要です。
■ 細やかな要望に柔軟に対応してもらえる
フリーランスは代行会社と比較して、柔軟性に優れている傾向にあります。
代行会社では業務範囲がパッケージ化されていることが多いため業務内容のカスタマイズは難しい場合が多いですが、フリーランスの場合は要望に柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。
また、繁忙期のみ代行を依頼したい場合は、短期間で運用を任せることも可能であるため、自社の人員状況に応じて気軽に活用することができます。
代行会社 |
フリーランス |
|
サービス品質 |
中~高 |
中~高 |
セキュリティ |
高 |
低~中 |
コンプライアンス |
高 |
低~中 |
費用の相場 |
20万円~50万円以上/月 |
数万円~30万円/月 |
料金の相場
SNS運用代行サービスの料金相場は業務内容や代行先によって異なりますが、ここでは平均的な料金をご紹介します。
月額10万円以下
月額10万円以下の場合は、主に原稿の作成から投稿までを代行するといったケースが多く、投稿に対するコメント返信やユーザーの分析は自社で行う必要があります。
そのため、初期費用を抑えて運用したい企業や、担当者の負担を軽減したいといった企業におすすめです。
また、月額10万円以下のプランのほとんどが投稿数にも制限があるため、自社の投稿頻度を事前に確認した上で、プランを選択するようにしましょう。
月額20万円~30万円程度
月額20万円~30万円のプランの多くは、投稿に加えてコメント返信や炎上防止のための監視などのユーザー対応も含まれています。
また、広告運用や企画の立案などが含まれるプランもあるため、より質の高いアカウントの運用が可能になります。
そのため、SNS運用をするにあたって必要な基本業務をすべて外部に任せたいという企業におすすめです。
月額40万円以上
月額40万円以上の場合は、広告の運用やキャンペーン施策の立案・実施、インフルエンサーマーケティングの実施など、より戦略的な運用をしてもらえます。
業務のほとんどを任せられるだけでなく、定期ミーティングなどを通してノウハウを共有してもらえるため、自社にもSNS運用のノウハウを蓄積することが可能です。
また、戦略的なアカウント運用により、フォロワー数の獲得やサイトへの流入数増加など高い効果や利益が期待できます。
費用 |
10万円以下 |
20万円~30万円 |
40万円以上 |
目的 |
・初期費用を抑えて運用
したい
・担当者の業務負担を軽減したい
|
・基本的な業務を外部に任せたい
・レポートを見て、自社で改善につなげたい
|
・SNSアカウントの運用で高い効果を得たい
・基本業務だけでなく、分析・改善をプロに任せたい
|
業務範囲 |
画像作成
投稿
ハッシュタグ選定
テキストライティング
|
画像作成
投稿
ハッシュタグ選定
テキストライティング
ユーザー対応
広告運用
簡易的なレポート提出
|
投稿企画
撮影
画像作成
動画編集
投稿
ユーザー対応
定期ミーティング
広告運用
分析レポート
戦略の立案
|
おすすめの代行会社3選
株式会社Tenmu
ヒアリングからマーケティング分析、運用設計を初期戦略設計として提供しており、代行開始後もクリエイティブ制作や写真撮影など幅広い業務を代行してもらえます。
プランはBASIC・BUSINESS・ADVANCEの3つのプランから選択可能です。
最も低価格なBASICプランであっても幅広くサポートしてもらえるため、安心して任せることができるでしょう。
プラン |
料金 |
対応業務 |
BASIC |
35万円/月 |
フィード投稿(月6回)・レポート共有・文章ライティング・月次定例会・ユーザー対応・クリエイティブ制作・写真撮影(4ヶ月毎)・拡散施策 |
BUSINESS |
45万円/月 |
フィード投稿(月9回)・レポート共有・文章ライティング・月次定例会・ユーザー対応・クリエイティブ制作・写真撮影(4ヶ月毎)・拡散施策 |
ADVANCE |
65万円/月 |
フィード投稿・レポート共有・文章ライティング・月次定例会・ユーザー対応・クリエイティブ制作・写真撮影(毎月)・拡散施策 |
株式会社リプカ
出典:https://ripuca.co.jp/lp-instagram/index.php#fee
300アカウント以上の運用実績を誇る株式会社リプカは、SNS運用歴が3年以上のメンバーのみが対応するため、担当者による運用実力の差がほとんどなく安心して任せることができます。
また、細かい要望に対しての対応が可能で、柔軟性に優れている点も嬉しいポイントです。
プラン |
料金 |
対応業務 |
STARTER |
20万円/月 |
カバー画像の設定・プロフィール設定・ハッシュタグ選定・文章ライティング・フィード投稿(月8回)・ストーリーズ投稿(月4記事)・画像処理・キャンペーン企画・立案・アカウント監視(週1回)・分析レポート・定例会(月1回)・ハッシュタグ分析 |
BUSINESS |
30万円/月 |
カバー画像の設定・プロフィール設定・ハッシュタグ選定・文章ライティング・フィード投稿(月12回)・ストーリーズ投稿(月12記事)・画像処理・キャンペーン企画・立案・アカウント監視(週3回)・分析レポート・定例会(月1回)・ハッシュタグ分析 |
PROFESSIONAL |
65万円/月 |
アイコン設定・カバー画像の設定・プロフィール設定・ハッシュタグ選定・文章ライティング・フィード投稿(月16回)・ストーリーズ投稿(月16記事)・画像処理・キャンペーン企画・立案・アカウント監視(週5回)・分析レポート・定例会(月2回)・ハッシュタグ分析 |
BEARSTAR株式会社
BEARSTAR株式会社は、月額5万円から利用できるリーズナブルな料金設定が魅力の代行会社です。
デザイン制作や写真撮影等のオプションを追加することも可能であるため、自社の課題に合わせてカスタマイズできます。
「まずはアカウントを運用するところから始めたい!」という企業におすすめです。
プラン |
料金 |
対応業務 |
SIMPLE |
5万円/月 |
フィード投稿(週2回)・スケジュール作成・ハッシュタグ選定・文章ライティング |
BASIC |
25万円/月 |
コンテンツ企画・トンマナ設計・フィード投稿(週2)・ストーリーズ投稿(週2)・スケジュール作成・ハッシュタグ選定・文章ライティング・広告運用(1万円分)・簡易レポート(月1回) |
PRO |
35万円/月 |
コンテンツ企画・トンマナ設計・フィード投稿(週2回)・ストーリーズ投稿(週2回)・スケジュール作成・ハッシュタグ選定・文章ライティング・広告運用(3万円分)・分析レポート(月1回)・定例会 |
※こちらはInstagram運用代行の価格表であり、YouTubeコンサルティング・Twitter運用代行の価格・業務範囲とは異なります
まとめ
今回は、SNS運用代行の依頼を検討している方のために、メリット・デメリットから代行会社とフリーランスの違い、料金の相場まで詳しくご紹介しました。
SNS運用代行は一定の費用がかかりますが、専門性の高いプロに運用してもらうため、自社に適した人材がいない場合は自社のみで運用するよりも高い効果が期待できます。
とはいえ、SNS運用代行は代行先によってサービス品質や料金が大きく異なるため、自社の課題や目的を明確にした上で、フリーランスと代行会社どちらに依頼するのが最適か見極めることが重要です。
自社の目的や課題にあった最適な代行先を選定する際は、本記事を是非参考にしてみてください。
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