新入社員との接し方にお悩みの方必見|良い接し方やNG行動、育成のコツ
「新入社員と良好な関係を築きたいが、接し方が分からない...」「育成方法のコツを知りたい」このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
近年は職場でのハラスメントが問題視される機会も増え、新人とコミュニケーションも慎重になる企業も多いようです。
とはいえ、コミュニケーションを疎かにしてしまうと仕事上でのチームワークも形成されず、最悪の場合、離職につながってしまいます。
今回は新人との良い接し方や育成のコツをご紹介いたします。
是非参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.新入社員との基本の接し方
- 1.1.個人の性格を理解する
- 1.2.仕事への価値観を理解する
- 1.3.相談しやすい環境をつくる
- 2.NG行動
- 2.1.感情的に接する
- 2.2.業務だけで全体像を伝えない
- 3.育成のコツ
- 3.1.目標と成果を可視化する
- 3.2.教えるだけでなく実践させる
- 3.3.外部研修を依頼する
- 4.まとめ
新入社員との基本の接し方
個人の性格を理解する
一括りに「新入社員」として接するのではなく、個人の性格を理解したうえで、指導や信頼関係の構築を図る必要があります。
個人によって最適な指導方法は異なるため、新入社員がどのような考え方で、何をモチベーションとして仕事をしているのかを理解する努力をしましょう。
例えば、心配性で控えめな性格の新入社員には、丁寧すぎるくらい細かく指示をして、いつでも質問・確認がしやすいフローを整えてあげるのが良いでしょう。
また、定期的にフィードバックする機会を設け、業務上の不安や心配事を軽減させることが重要です。
【タイプ別の接し方例】
①超慎重タイプ
正確性を求めるため、指示をする際は明確に伝え、抽象的な表現は避ける
②貢献重視タイプ
他者への貢献を嬉しいと感じるため、周りの評価はしっかりと伝え、共感を重視して話を聞く
③自己実現タイプ
芯が強く自分の考えを優先する傾向にあるため、共に結果を追い求める姿勢で接する
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仕事への価値観を理解する
当然、仕事をしていく中で価値観の変化はありますが、現在のモチベーションを維持するためには価値観を理解しておくことが重要です。
性格と同様に、仕事に対するモチベーションは個々によって異なります。
給与や昇進に興味がない方もいれば、新人の頃から昇進を志している方もいます。
新入社員のモチベーションを理解していないと、方向性のズレたアドバイスやモチベーションアップ施策を講じてしまう可能性があります。
相談しやすい環境をつくる
新人教育に欠かせないことは新入社員が相談しやすい環境をつくることです。
業務が多忙な場合、教育係が常に気にかけることは難しいでしょう。
しかし、新入社員は「聞きたいことがあるけど、今聞いていいのか分からない」「自分はちゃんと歓迎されているのかな」と不安に感じてしまう可能性があります。
そのため、教育係以外にも新入社員を気にかけ、誰にでも相談できるような環境づくりを組織全体で意識することが重要です。
NG行動
感情的に接する
新人を教育する際は、感情的に接することは絶対に避けましょう。
社会人経験が乏しく、業務にも慣れていない新人にミスはつきものです。
ミスをした際の新人の心情は、「どうしよう...ミスをしてしまった...」とミスをしたことに対して恐怖心や羞恥心を抱いている状況です。
そのようなときに、上司が感情に任せて叱ってしまっては、ミスすることが怖くなり行動しづらくなってしまうでしょう。
そのため、まずは対処法を提示することが重要です。
緊急性が高く、新人では対処できない場合はしっかりとフォローに入る必要があります。
ミスへの対応が完了したら、「なぜ今回ミスしてしまったのか」「今後ミスしないために必要なことは何か」を一緒に考えるようにしましょう。
業務だけで全体像を伝えない
業務を指示する際、業務内容だけを伝えていませんか?
背景を理解しているといないでは、業務の質が大きく異なります。
「今から行う業務がどのように機能するのか」を自分が当たり前のように理解しているのは"業務に慣れているから”です。
そのため、新人に業務を指示する際は、業務を依頼する背景をしっかりと伝えましょう。
例えば、商談の議事録を作成してもらう際に、ただ「商談議事録を作成して」と伝えるのではなく、「クライアントとの認識のすり合わせや、欠席者がいた際に内容を確認できるように議事録を作成して」と背景を伝えるのがベストです。
このように背景を伝えることで、新人も何のための業務なのかを理解でき、業務を進める際に工夫しやすくなります。
育成のコツ
目標と成果を可視化する
明確な目標設定は新入社員の成長を促します。
そのため、目標と成果を可視化できる手段や制度を整えることが重要です。
「現実的に実現可能である目標か」など上司や教育係がサポートしながら、個人目標を設定することが良いでしょう。
また、教育係が個人目標を把握することで、個人に合わせた教育方針を決められるため、教育側にとっても大きなメリットがあります。
▼育成方法に関する記事はこちら!
教えるだけでなく実践させる
業務内容の説明が終わったら実際に実践させることが重要です。
「見て覚えて」という指導方法もありますが、こうした指導方法で仕事を覚えられる人はごく一部です。
教育係が実演した後に新入社員に実践させることで、理解度が上がり早く仕事を覚えてもらえます。
「失敗は成功のもと」という言葉もあるように、失敗のリスクを理解した上で、思い切ってやらせることも大切です。
外部研修を依頼する
新人を育成する際は、外部研修も効果的です。
業務に慣れてきた時期には「新入社員の人数が多く、普段の仕事ぶりや業務に対する意欲などの状況が掴みづらい」「新入社員のスキルを向上させたい」などのお悩みも新たに生まれるでしょう。
外部研修では、自社で研修を実施するよりもコストはかかりますが、プロによる指導でより専門的な知識やスキルを身につけてもらうことが可能です。
また、外部研修は客観的視点で不足しているスキルを判断してもらえることから、自社のみでは発見できなかった課題の抽出や解決法を導くことができます。
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まとめ
今回は新入社員との接し方にお悩みの方のために、基本の接し方やNG行動例、新人教育のポイントを解説いたしました。
新入社員と接する際は、個人の価値観や性格を理解したうえで、相手の立場になって最適な接し方を考えることが重要です。
将来、会社の戦力として活躍してもらうためにも、社内全体で積極的に新入社員とのコミュニケーションを取り、信頼関係を構築しましょう。
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