“販売代行”というビジネスモデルが、アパレル・ファッション業界の味方になる
※2021-08-26 13:00 更新
“販売代行”というビジネスモデルをご存じですか?
アパレルショップの運営において、マネジメントスキルを持った人材や販売員の確保には多くの企業が頭を悩ませています。
人員数はもちろんですが、スキルの高い優秀な人材がいなければ、どれだけ良い商品を用意できたとしても効果的な接客ができません。
また、コロナ禍長期化に伴う業績の悪化により、アパレル業界では高い運営力が求められ、コストの削減や生産性の向上は避けられない課題となっています。
「店舗を運営するための人材確保ができない」「ブランディング強化に取り組みたい」そのようなアパレル企業の利用が増えているサービスが販売代行です。
この記事では、アパレル業界を救う販売代行というビジネスモデルについて紹介します。
目次[非表示]
- 1.そもそも販売代行とは?
- 1.1.販売を外部委託して営業を行う
- 1.2.類似サービスとの違い
- 2.販売代行の利用が増えている理由
- 2.1.コロナウイルスの影響によるビジネスモデルの転換期
- 2.2.安定した運営ができる
- 3.アパレル販売代行を利用するメリット
- 3.1.大幅なコスト削減
- 3.2.売上向上が見込める
- 3.3.ブランディング強化につながる
- 4.アパレルファッション業界の味方“販売代行”を利用しよう!
そもそも販売代行とは?
まずは販売代行の基本的な仕組みや概要について見てみましょう。
販売を外部委託して営業を行う
販売代行とは、アパレル店舗の販売業務を外部委託して営業するビジネスモデルです。
「店舗はある、商品もある、販売員だけが足りない」という場合や「人数は足りているものの、マネジメントスキルや販売スキルが不足している」という場合に重宝できる手法です。
- 依頼者が提供するものは、店舗と商品
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販売代行業者が提供するものは、スキルを持った人材
冒頭でも触れましたが、好立地な店舗を構え良い商品を用意できたとしても、売るための販売スキルや従業員や商品を適切にマネジメントできるスキルを持った人材がいなければ、店舗の運営は困難です。
そうした課題を解消する戦略として、アパレル販売に特化したスキルを持つ人材に業務を外部委託し、営業のすべてを任せられるという点が販売代行の特徴です。
類似サービスとの違い
販売代行サービスは、フランチャイズや派遣と混同されることもあります。
フランチャイズの場合は、フランチャイズ本部に加盟しロイヤリティを支払うことで、看板や商品、ノウハウなどの提供を受けられるという仕組みになるため、販売代行とは営業形態自体が異なります。
派遣の場合は、派遣会社から紹介を受けた人材に業務に就いてもらう仕組みになります。一般的には有期で人員を補うために活用する手段となっており、急な欠員など、スピード感を持って採用活動を行いたい際にオススメです。そのため、販売業務のすべてを委託する販売代行とは利用目的が異なります。
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販売代行の利用が増えている理由
コロナウイルスの影響によるビジネスモデルの転換期
アパレル業界は今、大きな転換期を迎えています。コロナ禍により外出を控える人が増えたことによって、ECやSNS運用などの重要性がより浮き彫りになっています。それによって、店舗でのSNS運用ノウハウの不足に頭を抱える企業が増えています。
こういった状況から、幅広い店舗形態での運営経験があり、販売からSNS運用まで多様なノウハウを蓄えた販売代行会社のサービスが注目を集めているのです。
販売代行というビジネスモデルを活用することにより、新たな取り組みを行う際にも、経費を軽減する事ができます。
安定した運営ができる
販売代行では人手不足も解消する事ができ、安定した店舗運営が期待できます。
コロナウイルスの感染拡大により、アパレル業界は売り手市場が一変、買い手市場となりました。
しかし、アクセスの良い都心の店舗に優秀な人材が集中してしまうことから、郊外の大型モールなどでは、未だに人手不足や急な欠員に悩まされている企業が多いのが現状です。
販売代行会社では優秀な販売員を多く抱えているため、欠員もなく安定した運営ができ、店舗のパフォーマンスも向上させる事ができます。
▼販売代行会社の選び方についてはこちらの記事をご覧ください
アパレル販売代行を利用するメリット
販売代行の仕組みと、混同されがちなフランチャイズや派遣との違いがわかったところで、ここからは販売代行のメリットについて紹介します。
大幅なコスト削減
新卒社員を1から育てるには長い時間と労力、そしてコストが必要になります。
特に離職率が高い傾向にあるアパレル業界では、採用活動や育成に多大なコストを投じて人材を確保できても、すぐに辞めてしまうというケースも少なくありません。
販売代行では、育成の必要がないプロが業務を代行するため、育成にかかるコストや時間が不要なほか、見通しを立てることがむずかしい採用活動や育成のコストを透明にできるという大きなメリットがあります。
売上向上が見込める
一般的に販売代行を担うのは、アパレル業界の販売の現場で経験を積んでいる接客のプロです。接客や売り方に関するノウハウが確立されているため、円滑な運営はもちろん、的確かつ効果的な販売が可能であり、それによって店舗の売上向上が期待できます。
また、販売代行会社は独自のネットワークで、業界の最新情報や成功事例などの情報も蓄えています。そのため、販売代行を利用することで、競合が成功したノウハウなどをいち早く知ることが可能となり、業界の動向を掴む事ができます。
販売代行を利用して得たノウハウは、自社の人材育成に応用することも可能です。たとえば、マネジメントスキルや販売スキルに不安を抱えているアパレルショップが、販売代行サービスと伴走しながらノウハウを蓄積し、将来的には自社で自走するという活用方法もあるでしょう。
このようなメリットがあることを理解し、販売代行をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
ブランディング強化につながる
販売代行を通して店舗を客観的な視点で捉えることで、これまで問題視されていなかった新たな課題の発見につながるという側面もあります。
経営理念やブランドを考慮した上で、競合情報などを踏まえながら、強みや弱みを提示してくれるため、自社の商品や運営力を見直す良い機会となるでしょう。
問題を改善することはブランディングの強化にもつながります。そういった意味でも、販売代行の利用はメリットであるといえるでしょう。
アパレルファッション業界の味方“販売代行”を利用しよう!
今回は、アパレルショップの運営において、マネジメント層や販売員の確保に悩む企業に、販売代行というビジネスモデルについてご紹介しました。
アパレル販売代行を利用するメリットは以下の通りです。
【アパレル販売代行を利用するメリット】
・採用活動や育成などのコスト削減
・販売代行の利用により得たノウハウで売上向上が見込める
・ブランディング強化につながる
効果的なアパレルショップの運営に向けて、本記事を参考に是非取り組んでみてください。
「優秀な人材が不足しておりコロナ禍における店舗運営が難しい…」「新たなことに取り組みたいけれど、ノウハウが足りない…」のようなお悩みを抱えている企業は、販売代行サービスを提供しているプロに相談することもおすすめです。
客観的な視点によって、自社のみでは発見できなかった魅力や特徴を抽出できるといったメリットもあるため、上記のようなお悩みをお持ちの企業は、相談だけでもしてみるとしてみると良いでしょう!
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