アルバイトから正社員まで活用できる人材紹介とは?手数料の相場やメリットを徹底解説!
近年、採用条件を満たした人材を効率よく採用できるという理由から、正社員や契約社員だけでなく、アルバイト・パートの募集にも人材紹介サービスを活用する企業が増えています。
幅広い雇用形態で活用されている人材紹介ですが、「人材紹介サービスが自社に合った手法なのかいまいちイメージできない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、気になる紹介手数料からサービスのメリット・デメリット、アパレル企業で人材紹介の利用が有効なケースまで詳しくご紹介しています。
「アルバイトの定着率が悪く、人手不足が深刻化している…」「マネジメント層を募集しているが、自社の要件にマッチする人材が見つからない…」などのお悩みを抱えている採用担当者の方は、自社の課題と照らし合わせながら、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.人材紹介サービスとは
- 2.人材紹介のメリット
- 2.1.初期費用がかからない
- 2.2.採用担当者の工数を軽減できる
- 2.3.非公開求人で採用できる
- 3.人材紹介のデメリット
- 3.1.採用ノウハウが蓄積されにくい
- 3.2.大量採用に向いていない
- 4.アパレル業界において人材紹介サービスが有効なケースとは?
- 4.1.アルバイトが定着しない場合
- 4.2.専門的な知識やスキルを持つ人材を採用したい場合
- 4.3.急な欠員がでた場合
- 5.まとめ
人材紹介サービスとは
人材紹介の仕組み
人材紹介サービスとは、厚生労働大臣より許可を受けた人材紹介会社が、人材を採用したい企業から依頼を受けて、求職者の中からニーズにマッチする人材を紹介するサービスのことです。
人材紹介サービスは、契約成立時に手数料が発生する成果報酬型であるため、依頼する企業は初期費用を抑えて、効率的に採用活動を行うことが可能です。
また、人材の選出から履歴書の回収、面接日程の調整などは人材紹介会社が代行してくれるため、採用担当者は少ない工数で採用活動を進められるというメリットがあります。
手数料の相場は?
人材紹介サービスの手数料については、下記の「上限制手数料」と「届出制手数料」の2種類がありますが、現在ではほとんどの企業が届出制手数料を採用しています。
■上限制手数料
雇用された人材に支払われる賃金6ヶ月分の10.5%以下の手数料を徴収する制度。
■届出制手数料
事前に厚生労働大臣に届け出た範囲内で、雇用された人材の理論年収(新しい年度の初めからその年度末まで在籍した場合の年収)をもとに、手数料を定めて徴収する制度。
例:理論年収(想定年収+想定賞与)× 30%(上限は50%)= 紹介手数料
500万円 × 30% = 150万円
多くの企業が採用している届出制手数料の相場は理論年収の30~35%が目安とされています。
とはいえ、雇用形態や人材紹介会社によって料金は異なるため、詳しい紹介手数料は検討している人材紹介会社に直接問い合わせて確認しましょう。
▼価格表のダウンロードはこちら
人材紹介のメリット
初期費用がかからない
通常、求人情報を求人サイトに掲載する場合は、採用の有無に関わらず費用が発生します。
一方、人材紹介サービスは成果報酬型のサービスであるため、多くの候補者と面接を実施しても、採用が決定されるまで費用は一切かかりません。
そのため、「初期費用を抑えて、マッチング率の高い採用を行いたい」という企業におすすめのサービスです。
採用担当者の工数を軽減できる
人材紹介会社は、豊富なデータベースから採用要件を満たした人材を紹介してくれるため、採用担当者は工数をかけずに質の高い母集団を形成することが可能です。
また、求人情報の作成や面接日程の調整、採用・不採用時の対応といった業務を人材紹介会社が代行してくれるため、採用担当者は選考のみに注力できます。
採用担当者の採用活動にかかる工数を大幅に軽減することで、他の業務に費やす時間を増やせるため、業務の質改善も期待できるでしょう。
非公開求人で採用できる
人材紹介サービスは、非公開求人で採用活動を実施できます。
そのため、「ブランドの認知度が低く、応募が来ない」とお悩みの企業でも、会社名ではなく職種や仕事の中身で判断してもらえるようになり、条件にマッチした人材からの応募を獲得できます。
反対に、応募殺到が予測される人気ブランドで募集を開始する場合は、非公開求人で掲載することによって、採用ターゲット以外からの応募を防ぎ、応募者数をコントロールすることが可能です。
また、組織改革や新規事業など競合他社やメディアに自社の動向を知られたくない場合にも、水面下で採用活動を進める必要があるため、非公開求人で採用できる人材紹介サービスは有効な手段となります。
人材紹介のデメリット
採用ノウハウが蓄積されにくい
人材紹介サービスは、採用活動にかかる工数を大幅に削減できるというメリットがある一方で、自社に採用ノウハウが蓄積されにくいというデメリットがあります。
いざ自社で採用を始めた際に、想定以上の工数が必要となり採用担当者に負担がかかったり、トラブル発生時に対処できないという事態に陥る可能性があるでしょう。
そのため、将来的には自社で採用活動をしようと考えている場合は、人材紹介会社に頼りすぎないよう注意が必要です。
上記のような事態を防ぐために、自社で振り返りや分析ができるよう、人材紹介会社とコミュニケーションをしっかりとり、情報交換を行いましょう。
大量採用に向いていない
人材紹介サービスは、企業が求める要件や人物像に合わせて、人材紹介会社が一人ひとり求職者を選定するため、大量に採用したい場合には適していないでしょう。
また、費用面においても、採用した人数分の紹介手数料を支払う必要があるため、多くの人数を採用した場合には一人あたりの採用コストが高くなります。
そのため、人材紹介サービスを利用する場合は、特定の店舗や職種に留めるなど、採用予算を考慮しながら利用を検討する必要があります。
アパレル業界において人材紹介サービスが有効なケースとは?
アルバイトが定着しない場合
人材紹介サービスのターゲットは、正社員や契約社員のみではありません。
アルバイトやパートを採用する際にも活用できるため、「アルバイトがすぐに辞めてしまう」「経験やスキルを持つアルバイトを採用したいが、応募が来ない」といったお悩みをお持ちの企業にもおすすめのサービスです。
人材紹介サービスでは、採用のプロが豊富なデータベースを活用して人材を選出するため、採用条件を満たした人材に効率的に出会える可能性が高くなります。
さらに、アパレルに特化した人材紹介会社に依頼することで、アパレル業界への関心が高い求職者にアプローチでき、定着率の向上も期待できるでしょう。
また、費用においても正社員と比較して低価格で利用できる傾向にあるため、上記のお悩みをお持ちの方は、人材紹介会社に確認してみましょう。
▼アルバイトの人材紹介サービスについてはこちらよりお問い合わせください
専門的な知識やスキルを持つ人材を採用したい場合
人材紹介会社の中には、業界特化型のサービスを提供している会社もあります。
業界特化型の人材紹介会社には、専門的な知識やスキルを持っている人材が多数登録されているため、ノウハウや経験が豊富な即戦力となる人材を集めやすくなります。
また、業界の動向を把握しているため、自社の求める人材に対して寄り添った提案をしてくれる可能性が高いでしょう。
そのため、人材紹介サービスを利用する際は、登録者数だけでなく、利用している層と自社が求めている層がマッチしているか見極めることが重要です。
急な欠員がでた場合
人材紹介会社には、幅広いスキルを持つ登録者を多く抱えているため、急な欠員に対しても速やかに対応することが可能です。
そのため、退職による急な欠員や、繁忙期により増員が必要になった場合にも、人材紹介サービスが有効となります。
「採用条件を満たした人材を短期間で採用したい」という方は、人材紹介サービスを利用することをおすすめします。
▼人材紹介サービスの導入事例はこちらをご覧ください
まとめ
本記事でご紹介したように、人材紹介サービスは自社の条件にマッチした人材と効率よく出会える可能性が高いことから、即戦力人材の採用が難しくなっている現在、人的コストを抑えながら優秀な人材を確保するために有効な採用手法と言えるでしょう。
さらに、アパレル業界に特化した人材紹介会社に依頼することで、より専門性の高い人材を採用できる可能性が高くなります。
とはいえ、「自社の求める人材とマッチする登録者層が多い会社に依頼したいが、どこがいいか分からない...」「コストを抑えて、採用したい」などの理由で人材紹介会社の選定にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そういった場合は、ファッション業界に特化したエス・グルーヴの人材紹介サービスがおすすめです。
エス・グルーヴの人材紹介サービスは、大手アパレルグループならではの豊富なデータベースを活用し、ファッション業界へ就職を希望する求職者とのマッチングを実現します。
また、求人媒体と人材紹介を組み合わせることで、人材紹介手数料を大幅に削減し、業界最安水準にするプランをご用意しています。
その他にも予算に応じたご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。