【採用担当者の疑問を解決!】求人媒体ではない?今注目のindeed(インディード)とは!メリットや求人掲載のコツを解説
昨今、採用市場では、様々な採用手法があり、それぞれの目的や課題に応じて選定できるようになりました。
採用手法が多様化する中で、求職者と企業のマッチング率が高い求人型検索エンジンとして、近年注目されている手法が「indeed(インディード)」です。
とはいえ、「indeedに求人を掲載したいけど、自社とマッチした人材を採用できるか不安」や、「indeedに掲載しているが反応が悪く、改善したい」などのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、今さら聞けないindeedのメリット・デメリット、indeedで自社にマッチした人材を獲得するための求人票作成のコツについて解説します。
indeedでお悩みの採用担当者の方は、効果的な採用活動に是非お役立てください。
目次[非表示]
- 1.indeedとは
- 1.1.indeedの仕組みについて
- 1.2.indeedの料金体系について
- 2.indeedのメリット
- 2.1.利用者数が多い
- 2.2.費用を大幅に削減できる
- 3.indeedのデメリット
- 3.1.クリック単価調整に手間がかかる
- 3.2.求人が埋もれやすい
- 4.効果的な求人票作成のコツ
- 4.1.仕事内容がイメージできる職種名にする
- 4.2.仕事内容は詳細に記載する
- 4.3.条件は求職者が応募しやすいよう工夫する
- 4.4.写真を掲載する
- 5.まとめ
indeedとは
indeedの仕組みについて
indeedをうまく活用するためには、まずはindeedの仕組みについて理解しましょう。
indeedとは「求人広告サイト」ではなく「求人特化型の検索エンジン」のことを言います。
具体的な仕組みとしては、web上にある様々なポータルサイトや企業の求人情報を、「クローラー」と呼ばれる巡回システムが情報をピックアップし、検索結果として表示します。
掲載順位は、「検索キーワード」「勤務地」「求人情報の閲覧傾向」など、ユーザーが見ている求人情報の履歴を使用して、マッチ度の高い求人広告が表示されるような仕組みになっています。
indeedの料金体系について
indeedは、有料枠(スポンサー)と無料枠(オーガニック)の2種類に分かれています。
有料枠は、求職者が求人広告をクリックした時に費用が発生する「クリック課金制度」を採用しています。
1クリックごとに発生する費用をクリック単価といい、indeedのクリック単価は15円~999円の間で自由に設定できます。(手動設定時)
クリック単価の料金設定は掲載順位に影響します。
単価を高く設定すると検索結果に表示されやすくなり、安く設定すると費用を抑えることができます。
しかし、設定金額を高くすれば必ずしも上位に表示される訳ではなく、あくまでも設定金額×親和性の高いキーワードを含む求人が上位に表示される仕組みであるため、キーワード選定が非常に重要になってきます。
indeedのメリット
利用者数が多い
indeedは世界60ヶ国で展開されており、世界No1の求人検索エンジンとして、1ヶ月あたり2億5000万人以上のユニークビジターを記録しています。
日本国内でのユーザー数も多く、月間約4,220万人*¹の求職者がindeedを訪問しています。
利用者が多いため、より多くの求職者に自社の求人情報を見てもらえる可能性が高いことが最大のメリットといえるでしょう。
費用を大幅に削減できる
前述のとおり、indeedは一般的な求人サイトと違い、クリック課金制度となっています。
一般的な求人サイトは、掲載期間や広告枠の大きさによって費用が変化します。
そのため、閲覧数や応募数が少なくても高い広告費用を支払わなければならないケースがあります。
それに比べ、indeedの場合はあらかじめ設定した予算から1クリックされるごとに予算が消費されます。
クリックされた時のみ料金が発生するため、無駄な費用を支払う必要はありません。
そのため、運用次第では大幅に費用を削減できます。
indeedのデメリット
クリック単価調整に手間がかかる
前述の通り、indeedはクリック単価を高く設定したからといって、効果的な採用に繋がる訳ではありません。
掲載順位を上げるためだけにクリック単価を高く設定すると、意図しない検索キーワードでも求人広告が表示されてしまうため、無駄クリックの発生率が高くなります。
ただクリックが増えるだけでは、広告費が無駄になってしまうため、「職種」や「エリア」ごとで異なるクリック単価の相場を考慮しながら、自社の採用ターゲットに求人広告が表示されるよう料金設定を調整しなければなりません。
その他にも、「検索キーワード」や「広告の品質」などの要素が順位決定に関わってくるため、様々な観点から分析する必要があります。
そのため、indeedは料金を設定するのに手間がかかる点がデメリットといえるでしょう。
求人が埋もれやすい
indeedでは、新しい求人情報が優遇される傾向にあるため、常に上位に表示される訳ではありません。
indeedは求人情報に特化している検索エンジンであることから、掲載されている求人数が多い分、求人情報が埋もれやすくなります。
自社求人が他社求人に埋もれないようにするためには、最新求人として表示されるよう定期的に求人情報を更新することや、求人とマッチしたタグを設定するなどの対策が必要です。
▼求人票作成のノウハウ不足にお悩みの方はお気軽にご相談ください
効果的な求人票作成のコツ
indeedで効果的な運用を行う重要なポイントは、採用ターゲット以外のクリックを極力減らすということです。
具体的かつ訴求力の高い求人票を作成し、ターゲットを絞ることで、自社にマッチした人材から応募されるようになります。
また、近年indeedは審査が厳格化しており、ルールに反した場合は求人が非表示となってしまいます。
無料枠の掲載分が非表示になると、indeedに問い合わせても表示が復活する保証がないため、下記の内容をしっかり確認し、細心の注意を払いましょう。
仕事内容がイメージできる職種名にする
職種は検索画面のタイトル部分に引用されるため、職種名を見ただけで仕事内容がイメージできるよう工夫する必要があります。
職種名は改善しやすい部分なので、下記のポイントを意識して作成しましょう。
悪い例
✖どのようなブランドか分からない
⇒採用ターゲット以外からの無駄クリックが発生する原因となります。
✖職種に関係ないキーワードが用いられている
⇒indeedの品質チェックによって掲載停止になる場合があります。
良い例
〇どのようなブランドで、どのような業務を行うかイメージできる
⇒ミスマッチを防ぎ、採用ターゲットとなるユーザーからのクリック率増加に繋がります。
〇職種に関係のないキーワードが含まれていない
⇒無料枠(オーガニック)の掲載を維持しやすくなります。
仕事内容は詳細に記載する
応募する際に、求職者が最も重視しているポイントが「仕事内容」です。
そのため、仕事内容を具体的に記載することで、求職者の応募意欲を高めることができます。
仕事内容を記載する際は、下記のポイントを意識して作成しましょう。
悪い例
✖業務内容が詳しく分からない
⇒採用ターゲット以外の無駄なクリックが発生する原因となります。また、業務内容が分からないため、応募意欲の低下に繋がります。
✖アピールポイントと内容が重複している
⇒indeedのガイドラインでは、仕事内容と関連性の低い内容は不適切な求人とみなしています。
良い例
〇具体的な業務内容が記載されている
⇒業務を具体的にイメージでき、応募率の増加につながります。
〇最下部に求職者の不安解消に繋がる1文が記載されている
⇒応募意欲が低下することを防止できます。
条件は求職者が応募しやすいよう工夫する
ほとんどの企業が、同業界での経験者、必要資格の保有者など、ハイスペックな人材を採用したいと考えているでしょう。
とはいえ、ハードルの高い応募条件を提示してしまうと、求職者の応募意欲が低下してしまうため、書き方に注意が必要です。
下記のポイントを抑えて、求職者の応募意欲低下を防ぎましょう。
悪い例
✖特定文言が含まれている
⇒indeedでは、年齢制限や国籍制限などの特定文言を伴う求人は非表示となってしまいます。(EX.20代歓迎、外国人歓迎、等)
✖必須条件のみの記載となっている
⇒ハードルが上がり、応募意欲の低下に繋がります。
良い例
〇【必須】と【歓迎】に分かれている
⇒ターゲットユーザーにとって必要な情報か取捨選択肢ができているため、マッチング率が向上します。
〇ハードルが下がる内容(事実)が補足されている
⇒応募意欲が向上し、応募率の増加に繋がります。
写真を掲載する
indeedでは、スマホ求人に写真を掲載することが可能です。
職場の雰囲気やブランドイメージなど、テキストのみでは訴求することが難しい部分は、写真を掲載することで、求職者がイメージしやすくなります。
また、人材募集の条件として性別、年齢、国籍等を限定することは法律上で禁止されています。
とはいえ、「メイン顧客と同世代の20代のスタッフを採用したい」など採用条件が決定している企業がほとんどだと思います。
そういった場合は、欲しい人材に近い年齢層の社員が複数名映っている写真を掲載することで、人物像を訴求できるため、マッチする人材からの応募率を増やすためにも写真を掲載するようにしましょう。
まとめ
今回の記事では「indeedに求人を掲載したいけど、自社とマッチした人材を採用できるか不安」「indeedの反応が悪く、改善したい」お悩みの方に、indeedのメリット・デメリット、求人票作成のコツについてご紹介しました。
indeedはすぐに求人掲載がスタートできる無料枠と、候補者をスピーディーに集められる有力枠を上手く活用することで、コストを抑えながら自社にマッチした人材を採用する事ができます。
とはいえ、独自のルールに関する知識や定期的な改善が必要とされることから、「様々な規定があり難しい...」「専門的なスキルや求人分析に費やす時間がない」と思われた方も多いのではないでしょうか。
そういった場合は、求人票作成や応募管理などの業務を代行してくれる採用支援サービスを利用することがオススメです。
エス・グルーヴでは、indeedの運用のみならず、ファッションに特化したアルバイト・求人募集サイト「JobCoorde」「JOB GROOVE」を運営しているため、アパレル業界での就職を希望する求職者の豊富なデータベースを保有しています。
求人媒体への掲載はもちろん、求人サイトの運営コンサルティングやコーディネーターによる人材紹介まで、採用全般に関わる業務支援を行っております。
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*1 出典:SimilarWeb(2021年5月時点)