【例文付き】アパレル店員のキャリアプラン|企業が面接で質問する理由や書き方も解説!
「入社後はどのように活躍したいですか?」「キャリアプランを教えてください」と面接では必ずと言っていいほど将来像について質問されます。
しかし、「面接でキャリアプランについて聞かれたが、うまく回答できなかった」という方も多いようです。
そのようなお悩みをお持ちの方のために、本記事ではキャリアプランの考え方や回答例を解説いたします。
キャリアプランが明確になると、企業選びにも役立つので是非参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.企業がキャリアプランについて質問する理由
- 1.1.企業理解度を確認
- 1.2.求職者の考え方を知るため
- 2.キャリアプランの考え方
- 2.1.STEP1:将来なりたい姿を考える
- 2.2.STEP2:現状となりたい姿のギャップを考える
- 2.3.STEP3:整理する
- 3.【回答例付き】キャリアプランの答え方のポイント
- 3.1.企業が提供するキャリアと合致した内容を話す
- 3.2.スキルや実績をアピールする
- 4.まとめ
企業がキャリアプランについて質問する理由
企業理解度を確認
企業はキャリアプランに関する質問を通して、企業理解度を確認しています。
求職者のなりたい将来像と、企業で実現できるキャリアが合っているかを確認することで、入社後のミスマッチを防ぐことが可能となります。
求職者の将来像と、企業で実現できるキャリアやビジョンがマッチしない場合は、早期退職が懸念されるため、確認のためにこの質問する企業が多いです。
求職者の考え方を知るため
キャリアプランに関する質問は求職者の仕事への考え方を理解する意図があります。
昇進やスキル向上など仕事への考え方は人によって様々であるため、キャリアプランを通して、仕事で何を重視する人物かを見極め、自社が求める人材かどうかを判断しています。
目的が明確かつ現実的な目標が立てられている人は、意欲が高く計画的に仕事に取り組めると評価されるため、しっかりとしたキャリアプランを描けているかどうかは重要なポイントです。
キャリアプランの考え方
STEP1:将来なりたい姿を考える
キャリアプランを考える際は、まずは「将来なりたい姿」を明確にすることが重要です。
最終的に自分はどう活躍していたいかを考えることで、方向性がはっきりします。
アパレル業界のキャリアパス例は以下の通りです。
【一般的なアパレル業界のキャリア】
■販売職⇒店長・副店長
店長や副店長は、20代でも責任のあるポジションとして活躍できる役職の一つです。
アパレル販売員として実績を積み重ね、リーダーシップやマネジメント能力が評価されれば、店長・副店長に就任できます。
一般的なキャリアパス
副店長:3年~5年
店長:5~7年
■販売職⇒店長⇒エリアマネージャー
幅広いエリアで展開しているアパレルブランドでは、複数店舗の売上管理・監視をするエリアマネージャーがいます。
店長として実績を積み重ね、マネジメント能力に加えて、管理能力や情報収集力等が認められた場合、エリアマネージャーに就任できます。
一般的なキャリアパス
8~10年目以降
■販売職⇒本社勤務
アパレルの本社勤務には以下のような職種があります。
・営業:百貨店や小売り店への売り込み・交渉
・プレス:広報や宣伝企画
・EC運営:ECサイトの運営業務
・店舗開発:出店計画の立案や契約から開店まで出店に関する業務
・VMD:店舗の内装やレイアウト、ディスプレイの指示
一般的なキャリアパス
販売職と総合職は別で募集していることが多いため、販売職から本社への異動は珍しいですが、VMDやSNS担当は販売職からの異動が比較的多い職種になります。
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STEP2:現状となりたい姿のギャップを考える
キャリアプランとは将来なりたい姿を実現するための行動計画です。
そのため、現在の姿を客観的に見つめ、実現するためにはどのような要素が必要かを明確にしておきましょう。
現在と将来のギャップを箇条書きにしておくと後で整理しやすくなります。
STEP3:整理する
現在不足している要素が明確になったら、やるべきことを整理しましょう。
不足している要素を補うためには、「どのようなポジションで」「どのような業務・経験で」「どのようなスキル」を身につければ良いかを考えると、現実的なキャリアプランが立てられます。
また、3年後、5年後、10年後...といったように、年数で分けると計画を立てやすくなるため、一般的なキャリアプランを参考に年数別に計画を立てることがおすすめです。
【回答例付き】キャリアプランの答え方のポイント
企業が提供するキャリアと合致した内容を話す
冒頭でもお伝えした通り、面接官はキャリアプランを通して企業理解度を確認しています。
会社にメリットのあるキャリアプランを回答した場合は、面接官から高い評価を得られます。
そのため、求人票や採用サイトなどから、企業が求めている人物像や実現できるキャリアをしっかりと情報収集をすることが重要です。
反対に、求める人物像とあまりにも相違があったり、会社では実現不可能なキャリアプランを回答した場合はマイナス評価になるため、気を付けましょう。
スキルや実績をアピールする
キャリアプランは面接官にスキルや実績をアピールできるチャンスです。
そのため、キャリアプランについて質問された際は、以下のような構成で説明すると相手に自身の強みをアピールできるでしょう。
回答の構成 ①なりたい姿
②現在の自分の強み・①で活かせるスキル
③成し遂げたい事
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回答例 私は御社でエリアマネージャーとして、エリア全体の売上向上に貢献できるような人材に成長したいと考えます。 前職では、店長としてスタッフの育成や売上管理を行っており、売上向上のために各スタッフの強みを伸ばせるような教育に注力して参りました。 御社に入社後は店長としてブランド知識を身につけながら、強みである指導能力を活かして店舗全体の販売レベル向上を図り、2年後にはエリアマネージャーとしてエリア全体の売上向上に貢献したいです。 |
まとめ
今回はキャリアプランについて、面接で聞かれる理由や考え方、回答のポイントについて解説いたしました。
しっかりとしたキャリアプランを設計しておくことで、目標が明確になり、企業選定の際に役立つでしょう。
また、面接時に現実的なキャリアプランを回答できるため選考の通過率アップも期待できます。
今回紹介した考え方・例文を参考に、自身のキャリアプランを整理してみてください!
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