スタッフコンテンツ支援サービス

株式会社オンデーズ
株式会社オンデーズは、日本をはじめ世界13カ国・地域に約600店舗を展開するグローバルアイウェアブランド
企画から販売までを一貫して自社で行い、1,000種類以上のフレームを取り揃え、毎年多数の新作をリリース。
機能性に優れたベーシックなフレームから、ファッション性にこだわったフレームまで、幅広いラインアップが自慢のアイウェアブランドです。
 

インタビュイー:
マーケティング部部長 鳥居 長英様・EC事業部課長 加藤 瞬様

課題   
投稿クオリティのばらつき
撮影~投稿までのオペレーション負荷が高い
優れた事例を全店舗に共有・展開する仕組みが不十分

   ご利用いただいたカスタマイズ   
マニュアル制作
スタッフ向け動画研修(ウェビナー配信)
運用フローの構築
投稿管理

   効果   
スタッフコンテンツの閲覧数・投稿経由売上の増加
・参加スタッフのモチベーション向上
・データに基づくPDCAサイクルの定着

—導入前の課題を教えてください。

OWNDAYSでは以前より、店舗スタッフによる商品紹介コンテンツをオンラインストア上で展開してきました。

メガネは一般的なアパレル商材と比較してEC化率が低い商材であるため、スタッフによる商品紹介投稿は単なるオンライン購買促進にとどまらず、「店舗へ足を運ばずとも、自分に合う一本と出会える」信頼性の高い情報源として大きな役割を果たしていました。

実際、スタッフの商品紹介投稿はオンライン購入へ確かな成果をもたらし、社内でも経験の浅いスタッフが先輩の投稿を参考に接客スキルを高めるなど、プラスの循環が生まれています。

 

一方で、投稿数の増加に伴い、スタッフごとの経験値や発信スキルによって投稿品質にばらつきが生じ、優れた事例を全店舗へ横展開するための仕組みは十分に整備されていませんでした。

こうした背景から、発信コンテンツの企画設計、運用ルール、評価制度の見直しが必要だと感じていました。

 
—導入の決め手を教えてください。

前職ではインフルエンサーやスタイリストを活用したスタッフコンテンツの運用を行っており、同等のクオリティを実現できるサービスを探していたところ、エス・グルーヴのサービスを知りました。

 

複数社を比較検討していましたが、エス・グルーヴはお問い合わせからの対応が非常にスムーズで、サービス紹介も他社事例を交えながら、弊社が抱える課題に対して具体的な解決イメージを提示してくれました。

 

特に、担当者の方が各部署のニーズを的確にくみ取り、課題整理から提案まで建設的に進めてくださったことから、“理解と共感”を軸に進める本プロジェクトには、エス・グルーヴが最適だと感じ、導入を決意しました。


—支援体制はいかがでしたか。

担当者の方が弊社の社員と同じ熱量で支援してくださったことは、大変心強く感じました。

マニュアルには、撮影時のちょっとしたコツはもちろん、事例に基づいた「Do / Don’t」の整理も盛り込まれており、初めて取り組むスタッフでも迷わず運用できる実践的なマニュアルとなっていました。

 

投稿担当スタッフの選任から実際の投稿までの期間を10日程と非常に短く設定していたため、正直なところ質問が多数寄せられるのではないかと懸念していました。

しかし実際には質問はほとんどなく、弊社本部の業務負担も軽減され、大変助かりました。

 

ウェビナー形式の研修動画は非常に品質が高く、ツールの操作方法に留まらず、投稿写真の品質を維持するための撮影方法について、具体的な数値や比率、場所まで明確に言語化されていました。

そのため、投稿者によってクオリティに差が生じにくい設計となっています。

 結果として、経験値の異なるスタッフが混在するなかでも、誰もが一定のクオリティで発信できる仕組みが整ったと感じています。

 

—導入後の効果を教えてください。

投稿数の増加に伴い、1日あたりの閲覧時間や閲覧回数が順調に伸びています。

それだけではなく、閲覧1回あたりの貢献売上金額は、開始4ヶ月目の現在では開始直後の約220%と順調に増加しています。

この結果は「スタッフスナップを閲覧して購入を検討する」という購買行動がユーザーに定着しつつあることと、投稿自体の品質が継続的に向上していることを裏付けていると感じています。

 

—スタッフのモチベーションに変化はありましたか。

1人あたりの投稿総数が増えるにつれて、個人および関与売上も着実に伸長しています。
実店舗で得られる成功体験を、「自分の投稿を見た後に購入が発生する」という形で別チャネルでも経験することで、幅広い業務領域において会社に貢献できているという自己肯定感が醸成されているようです。

 

さらに、反応の良い投稿とそうでない投稿が可視化されることで、ターゲット設定からビジュアルの魅せ方、商品説明に至るまで自己分析が可能となり、PDCAサイクルを意識的に回す習慣が定着している点も非常に評価しています。

 

—今後の展望についてお聞かせください。

実際に店舗に勤務し、日々接客に携わっているスタッフによるコンテンツは、オンラインストアにおける『接客そのもの』です。

OWNDAYSのEC戦略において、日本特有の人の温もりを感じられる『接客』を想起させるこうしたコンテンツは、今後ますます重要性を増すと考えています。

 

現状の体制での投稿開始から3ヶ月強ですが、投稿数・投稿担当者数ともにまだ十分とは言えません。まずは投稿担当者を増やし、投稿のバリエーションをさらに豊かにしていきたいと考えています。

さらに、お客様の性別・年齢・閲覧履歴などの属性に応じて、『そのお客様に最適な投稿をレコメンドする』パーソナライズ化も推進していきたいです。

 

最終的には、オンラインストア(スタッフスナップ投稿)と実店舗(担当スタッフ)がシームレスに連携し、OMOを体現するOWNDAYSならではの顧客体験を構築していきたいと考えています。

 

—今後、エス・グルーヴに期待することはありますか?

今後、スタッフスナップ投稿の品質向上に向けて、より精緻な分析と指摘をお願いしたいと考えています。

現在は『どの投稿経由で売れたか』『どの投稿のCVRが高かったか』を追っていますが、さらに一歩踏み込み、『投稿内容のどの部分が購買行動に影響したのか』を明確に分析できる体制を期待しています。

 

投稿の特徴を言語化し、担当者個人の長所・個性・短所・クセを考慮したパーソナライズ化まで波及させることで、全体の投稿品質向上につなげたいです。

 

また、他社事例(特にファッション・雑貨カテゴリ)や新しい取り組みを踏まえた成功事例の共有、業界トレンドに基づく『次の打ち手』のご提案も期待しています。

これにより、OWNDAYSならではの差別化された顧客体験をさらに強化できると考えています。

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